第56卦 旅(りょ)― 旅人
卦辞(全体の意味)
移動、過渡期、よそ者の立場を示す卦である。旅人が各地を渡り歩くように、今は一時的な状況の中にあり、経験を通して学ぶ時だ。環境は安定しておらず、まだ「帰る場所」には至っていない。賢者は謙虚さと警戒心を保ち、未知の中を慎重に進む。
象(イメージ・象徴)
山の上で火が燃える。勢いはあるが留まる力は弱い。大きな変化は起こらなくとも、小さな行動が確実に状況を動かす。
爻ごとの解釈
(変爻は旅と適応のあり方を示す)
- 不慣れな場所では慎重に ― 支えのない所で軽率に動くな。
- 荷は軽くせよ ― 余計な執着は前進を妨げる。
- 無謀は凶を招く ― 周囲への配慮を忘れるな。
- 謙虚さが信頼を得る ― 礼節ある旅人は受け入れられる。
- 規律ある旅は吉 ― 忍耐と誠実さが道を開く。
- 不安定さが過ぎれば失う ― 定まらぬ生き方は全てを失う恐れがある。
第56卦の要点
- 過渡期と移動
- 警戒と謙虚さ
- 経験からの学び
第56卦を得たなら、今は旅の途中だ。順応せよ。この状態は永続しない。
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